【2】病気をやめるお手伝いをしたい

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死の淵を彷徨うほどの最悪の状態から、何をしても一向に回復しない僕は、遂に医師から、こう言われてしまったのです。

「原因不明で何も出来ることがない。」

つまり、「今の医療では治すすべがない。後は天に身を任せるだけ。」と言うことです。

高校2年生にはあまりにも残酷な告知です。

 

(俺の体はどうなってしまったんだ!!)

(このままいったら確実に死ぬ)

ベットに横になってむせび泣く私を、両親が心配そうに見ていたのを覚えています。

 

でも、死にたくはありません。
藁にもすがる思いで最後の最後に言われた、ある医師の提案にすべてを託したのです。

 

その提案とは「断食」

 

「効くかどうかわからないけど、とにかく肝臓をキレイにした方がいい。」と言うことになったのです。

それからは注射も薬物投与も一切やめて、最低限の栄養補給のための点滴だけになりました。
つまり、何もしないでベットで寝ているだけです。

 

(ただ寝ているだけで本当に治るのだろうか・・・)

一人ベッドに横になって外を見ていると、赤い帽子をかぶった幼稚園児が、みんなで手を繋いで散歩をしているのが見えました。

その光景がとても眩しく見えて、また涙が流れました。

 

(僕もいつかもう一度、あんな風に歩けるようになりたい)

 

断食を初めて、何も食べていないのに押し寄せてくる定期的な嘔吐と戦い、後はただ外を眺めるだけの日々が暫く続きました。

 

でも、そんな日々を過ごしていると、何をしても一向に良くならなかった悲惨な症状が、徐々に良くなっていったのです。

 

断食から一週間後

断食から一週間くらいすると、医療的な処置は何もしていないのに自分で歩けるようになっていきました。

トイレに行けるようになった頃には、完治するのを確信しました。

 

(人間の体って・・・スゴイ)

少しずつ、ゆっくりと、良くなっていきました。

 

そうして、数日してから久しぶりに外に出た時の感覚は、今でも忘れることが出来ません。

爽快とか気持いなんて言葉じゃ言い表せないくらいに、今まで感じたことのないような、まるで体中全ての細胞が「蘇ったぞー!」と訴えかけるかのように躍動するのを感じました。

入院する前の健康だった時の自分よりも、明らかに体の調子がよく、まるで、重たい鎧を脱いだかのような感覚なのです。

自然治癒力を発揮させれば人は健康になれる

(これが人間の体本来の感覚なんだ)と、ただただ感動しました。

こうして、一時は「手の施しようがない」状態でしたが、無事退院することが出来たのです。

 

帰途につき、(もう戻ってこれないかもしれない)とさえ思ったいつもの家の玄関の前に立った瞬間、毎日のように様子を見に来てくれた母、そして、気絶した私を抱き上げてくれた父への感謝が溢れ出しました。

この体験をしてからというもの、私は考えずにいられませでした。

(人って薬を使わなくてもこんなに健康になれるんだ)

(だったら、どうやったら薬をつかわず、医療に頼らず、人間の自然治癒力を発揮できるんだろうか?)

 

介護の仕事をしていた母の話をいつも聞いていた私は、

「老人でも、体が本来持っている治癒力を発揮させて、ずっと健康で生きていけるようにしてあげたい」

と思ったのです。

 

でも、現実はそんなに簡単ではありませんでした。

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