『幻想の壁』その先に新しい世界が待っている
2019.9.22「高い壁を乗り越えた時、その壁はあなたを守る砦となる」
- マハトマ・ガンジー
クライアント様とセッションをしていてつくづく感じるのが
僕を含めて多くの人たちは、様々な認識や解釈という経験を通して
自分で自分の中に「幻想の壁」を作ってしまっているという事です。
例えば、何かをするとき、また何かを伝えるとき
相手を困らせるんじゃないか?相手に嫌われるんじゃないか?
という前提(思い込み)を持ちながら
会話をしていると無意識に、その相手に対して
見えない「幻想の壁」を自ら心の中に作り
相手に合わせてやりたいことができなかったり
また、伝えたい本題が話せなかったりして
思うように自分を出せなかったり、伝わらなかったりします。
そして、何か悶々とした「違和感」を感じながら日々を過ごす。
そして、また同じような場面で、無意識に「幻想の壁」が発動し
また同じように繰り返してしまう。
「なぜ、いつも同じようなパターンを繰り返してしまうのだろう?」
と悶々するという悶々サイクルに陥ります。
このブログを見てくださっている方の中にも見えるのではないでしょうか?
僕もそうでしたから、よく分かります。
漢字は良く出来ていますね。
悶・・・門の中に心を閉じ込めているわけですね。
つまり、ハート(心)を閉じているということです。
心を閉じていれば、思考と潜在意識にズレが生まれます。
すると、自分が望んでいる現実ともズレが生まれやすくなります。
専門的に言えば、心拍により発生する電磁場が関与しています。
心臓は身体の中で最も強力な電磁場フィールドを形成しています。
この心臓の電磁場フィールドは、
先ず、あなたが最も大切にしている価値観に沿って生きているときに
コヒーレント(調和)になるという研究報告もあります。
しかも、身体から離れた場所でも計測可能だそうです。
つまり、心を閉じて、思考と潜在意識にズレがあるときは
コヒーレントではなくインコヒーレント(不調和)をもたらします。
この状態が続くことで、DNAや身体にも不調和な影響が現れるということです。
コヒーレント(調和)とは、光の波長に一貫性があるレーザービームのような状態で、
約20wのエネルギー量で月まで届き、月からこの光が観測できるそうです。
しかし、インコヒーレント(不調和)は、光の波長がバラバラな蛍光灯のような状態で、
東京都の一日の最大電力量100万kWでも月からは観測できないそうです。
この違い・・・すごくないですか???
これは、あくまで例え話ですが、思考と潜在意識を一致させる
また一貫性を持たせることがいかに人生において重要かを考えさせられます。
話が逸れました!が、とても重要です!
実は、「幻想の壁」は自分で作っているんです。
しかし、その幻想の壁は「思い込み」だったことに気づき、
閉じていた心を開く、つまり心を開いて
自分の話したい本題を話すと意外とすんなり伝わり
拍子抜けして幻想の壁が見事に崩れるという経験をします。
えっ!こんなにアッサリ自分の想いが伝わるなんて!!!
なんで、もっと早く言わなかったんだろう!!!
ということがよく起こります。
先日、セッションを受けてくださっているクライアント様が、
上司から「会社に戻ってきてほしい」とお願いされていたそうです。
ご本人様は、
「本当は戻りたくない・・・」
「でも、会社も人員不足で困っているし、戻った方が良いかも・・・」
「どうせ、言っても受け入れてくれないと思うから・・・」
この「どうせ、言っても受け入れてくれない!」
この思い込みによって作られた「幻想の壁」を
無意識に心の中に作り上げたことで心を閉じ、
同時に、自分の才能や能力という天才性を閉じてしまっている。
この「幻想の壁」の奥に隠れている思い込みを作った
出来事を丁寧に、丁寧に見つめ直し紐解いていくことで
実は、自分の価値観ではなく、親の価値観を無意識に
自分の脳内にインストールしていたことに気づかれました。
「長年、私はこんなことで悩んでいたんですね(笑)」
再度、こちらから「では、これからどうしていきますか?」と問いかけたところ
「何か伝わりそうな気がしてきました。私は、私の価値観を大切にしていきたいし、
その価値観を大切にしていけば、会社にもメリットがあると分かりました!」
「これからの人生、本当に私がやりたかったことをしていきます!」と
素晴らしいですね!!!
そして、後日「会社に辞めることを伝えました!あっさり快諾していただけました(笑)」
まさか、ご本人もここまでスムーズに快諾されるとは思っていなかったみたいですが、
心を開く、つまりハートを開いて、自分の使命(ミッション)に生きると決められた方の言葉には
ブレがなく一貫性があり、コヒーレント(調和)なエネルギーがあります。
当然、上司の心にも響くはずですよね。
これから、クライアント様は、新しい人生を生きていかれ
新しい世界を創造されていくことと思います。
では、なぜ私たちは、心の中にわざわざ「幻想の壁」を作るのでしょうか?
そして、なぜ私たちは「幻想の壁」を感じる体験を繰り返すのでしょうか?
そして、「幻想の壁」を壊そうとしたり、乗り越えようとするのでしょうか?
それは、僕たちが自ら作り上げた「幻想の壁」の奥に隠れた宝石に
自ら気づかせるためのものであり、自らの成長や変容をサポートし、
自ら新しい世界を創造するためだと思います。
蝶であれば、イモムシからサナギ、そして蝶へと変容し成長していきます。
人間は、蝶のような変容の仕方はしませんね。
では、人間にとっての変容や成長とは一体なんなのでしょうか?
それは、認識や解釈の成長だったり、意識の成長だと感じています。
認識や解釈が成長すれば感情が変わり、それはホルモン系、自律神経系への影響も変わります。
結果的に、心身にも何らかの変化が現れ、生き方が変わっていきます。
「高い壁を乗り越えた時、その壁はあなたを守る砦となる」
- マハトマ・ガンジー
『幻想の壁』その先に新しい世界が、あなたを待っています。
「幻想の壁」の先にある宝石を自ら気づき内に眠る天才性を開花をサポートし
自ら新しい世界を創造する「本当の自分」として生きていただくための
サポートをする醍醐味を日々愛おしく感じながら「心を開いて」僕の使命を全うし生きていこうと思います。
今日もブログを読んでくださり、ありがとうございました。
心より感謝を込めて