【3】才色兼備と月並青年

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生還体験で生まれた儚い夢と背中を押してくれた友人

進路相談では「理学療法士になりたい。」と言いました。

でも、先生に「お前には難しいからやめとけ。」と言われてしまい、何となく、周りの同級生たちに合わせて工場に就職することに決めてしまったのです。

 

こうして、淡い希望は儚く散ってしまったのですが、同級生の中には、夢に向かって真っ直ぐ進む友人もいました。

そして今の私がいるのは、その友人に勇気を貰ったからなのです。

 

その友人は器量がよく明るく前向きで、みんなの人気者のマドンナのような存在でした。

高校生の時から「私は美容師になって、いつか自分の店を持つ!」と真剣に語っていて、
友達の皆も、彼女のご家族も家族ぐるみで彼女の将来を応援していました。

自分が本当にやりたい事があるにも関わらず、流されるままに何となく工場で働いていた私とは正反対で、彼女は学校を卒業すると専門学校に通い、夢に向かってすごい勢いで行動し始めたのです。

 

そんな彼女を見ながら、

(いいな、自分を表現できる場所があって)

(同じ高校生で同じような授業を受けて来たのに、自分には何もないよ)

と感じていました。

 

でも、私も他の同級生と同じように、本気で頑張る友人の夢を心から応援していました。

(これだけ努力している友人の夢が叶わないはずがない!)

そう、確信していました。

 

でも・・

彼女の夢が叶うことはありませんでした。

 

 

・・突然のバイク事故で亡くなってしまったのです。

友人に学んだ『覚悟』

同級生からの突然の連絡で、彼女が亡くなったことを知らされました。

(嘘だろ・・。そんなことあるはずないよ)

現実が受け止められず、何となく上の空で・・。

 

次の日の夜・・・

 

仲間と彼女のお通夜に向かいました。

彼女のお通夜に向かう車の中で、私は、高校を卒業してからの彼女の夢の軌跡を、初めて知ることになりました。

 

専門学校卒業後にすぐお店を開く予定だったこと。
その為の物件選びもしていたこと。

一緒に働くスタッフも決まっていたこと。

 

夢に向かって突き進む、いつもの彼女が目に浮かんできました。

 

(それなのに、なんでこんな事に・・信じられない。嘘だろ・・・)

でも・・、お通夜で、彼女の遺体を目の前にして・・・

現実を受け入れざるを得ませんでした。

 

夢を叶えようと必死に生きてた「明日も生きたい」と本気で思っていた彼女がそこにいました。

 

それにも関わらず、自分はやりたい事があるのにポカンと生きてる。

学校の先生に「お前には難しい」と言われたくらいで夢を諦めた自分が、どうしようもなく情けないやつに感じました。

 

僕は一体何のために生きているのか!!!

やりたいと思っているのに、何もしていない。
そんな不甲斐ない自分に心底腹が立ちました。

亡くなった彼女の表情を見ていると、まるで、

「もっと生きろ!やりたいことやって!!!!」

そんな風に言われているかのようでした。

 

(だけど、僕に体の事など出来るんだろうか・・・)

お通夜からの帰り道、私は彼女のメッセージをひたすら考えていました。

 

(彼女は一生懸命生きたのに、僕は全然一生懸命生きてるって言えないじゃないか!)

(夢に向かってこんなに頑張っている友人がすぐそばにいたのに、僕は周りに流されるだけで何もしていない)

(怖くて一歩を踏み出せない、なんて自分はちっぽけな人間なんだ)

と虚しさも感じました。

 

そして、ずっと蓋をしてきた純粋な気持が溢れ出してきたのです。

 

『人間には自然治癒力があること、人間にはスゴイ能力があることを伝える』を全うしたい!

夢に向かって突き進む彼女の姿が浮かんできました。

それと同時に、こんな風に言われているかのようでした。

 

「『僕に出来るんだろうか?』じゃないでしょ!!」

 

「わかったよ!やるよ!」

 

彼女に背中を押されるようにして、私は高校を卒業してからずっと務めていた工場を辞め、この世界に足を踏み出したのです。

【4】UNEED開業までの軌跡